
みなさんこんにちは!
前回はペットの歯周病が内臓に及ぼす影響について解説しました。
今回からは歯周病改善策をご紹介していきたいと思います。
まずは前回までのおさらいです。
犬猫の歯周病の第一歩として歯石の形成がありました。
それらの歯石は歯垢によって作られます。
つまり歯周病を予防するためには、歯に歯垢をつけさせなければ良いのです。
いきなりですがここで問題です!
歯周病予防の第一歩として
間違っているのはどれ?
不正解だと思うものをクリック!
いかがでしたか?
今回は敢えて不正解を選んでもらう問題にしました。
私たちの常識で考えると意外かもしれませんが、歯磨きというのはペットにとって非常にハードルが高いです。
考えてもみてください。
自分より大きくて言葉も通じにくい存在にいきなり口をこじ開けられ、よくわからないブラシを突っ込まれるのです。
…ちょっと怖いですよね?
もちろん最終的には歯磨きができればベストです。
それは人も動物も変わりません。
ただ、中には口を触られるのが苦手な子がいたり、歯ブラシが苦手な子もいます。
ですので、段階を踏む必要があるのです。
そんなわけで今回は
ペットの歯磨きを始める前にすること
についてご紹介します!
各項目の詳細は”続きを読む”をクリック!
歯磨きを始める前の3ポイント
ポイント1. 口元に触れられるようにする

概要: 口元に触れられるようにする
目的: 口に触れることに慣れさせ、ケアを嫌がらないようにする。
方法:
①. 毎日、口周りや歯に軽く触れる練習をする。
②. 指にガーゼを巻き、歯の表面を優しく拭くことで歯垢を除去しつつ慣らす。
③. デンタルペーストを使うと効果的で、ペットが楽しむこともあります。
ポイント2. 適切なおやつの活用

概要: 適切なおやつの使用
目的: 噛むことで歯垢を除去し、ケアをポジティブな体験にする。
選び方:
①. 科学的に効果が証明されたデンタルガムを選ぶ。
②. 硬すぎないものを選び、歯を傷つけないように注意する。
③. カロリーが低いものを選び、肥満も予防する。
注意点: おやつは歯磨きの代替ではなく、補助的な手段として活用しましょう。
ポイント3. 習慣化を意識する

概要: 習慣化を意識する
目的: 継続して歯磨きを実施できるようにする
方法:
①. 食後など決まった時間に毎日行う。
②. 1日1回、30秒以内で無理なく行う。
③. 無理にやらず、嫌がったらすぐ中止する。
・ウェットフードについて
3択問題の解説の時に言及した補足です。
ウェットフードを使用している中には病気により食欲が湧きづらい子や特定のフードしか食べられない子がいます。あくまで歯垢がつきやすいというだけであり、病気の治療中のウェットフード使用を咎める内容ではありません。その時は積極的に使いましょう。
・おやつについて
おやつは0にしろ!という内容ではありません。
ですが、おやつは極力与えない方が良いかなと個人的には考えています。
おやつはあくまでおやつであり、主食足り得ません。
例えるならみなさんがうまい棒だけで栄養を補おうとする感じですかね?
太りやすい、歯垢がつきやすい、栄養価が偏っている…などパッと浮かぶだけでもおやつにはこれだけのデメリットがあります。
また、ご褒美におやつを使いたいという方もいます。
そういう方は1日のドライフード量を予め計算しておき、そこからおやつがわりにフードを与えてください。そうすればトータル1日のカロリーを変えずに、フードをおやつとしてご褒美に使用できますよ。
ただ、病気の末期で全く食べないような子も中にはいます。そういった子には少しでも何か栄養が取れるように人間の食べ物を与える時はありますね。こちらについては話すと長くなるので、またおやつ回としていつかまとめておこうと思っています。
次回は歯磨きまでのロードマップと、具体的なやり方について説明できたらしたいですね。
最後まで見ていただきありがとうございました!
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