みなさんこんにちは!
前回まではペットの肥満についてご紹介していましたね。
肥満の度合いはBCSという評価手法を用いていました。
今回の話題は 筋肉 です。
肥満は私たちにも身近な話題ですし、ペットが太れば見た目からけっこうわかったりします。動物病院でも言いがちな話題ですからね。
ただ、筋肉はどうでしょう?
飼い主
という方も多いのでは無いでしょうか?
そんなわけで今回は
ペットの筋肉量が減少すると起こること
についてご紹介します!
さっそく問題です!
Q.1 筋肉の減少で最も影響を受ける機能は?
正解だと思うものをクリック!
Q.2 筋肉量が不足すると慢性疾患のリスクが高まります。それはなぜ?
正解だと思うものをクリック!
Q.3 筋肉量が減少したペットに見られる典型的な症状は?
正解だと思うものをクリック!
いかがでしたか?
今回は張り切って3問にしてみました。
自分で言うのもアレですが、勉強の手法としてクイズというのはなかなか優れているのです。
教科書にマーカーを引くのは無駄とは言いませんがあまりオススメしませんね。
1番は友達と問題を出し合うことです。
友達といえど問題を間違えたら恥ずかしいなぁという感情は生じるはずです。恥をかいた時の記憶はよく残ります。みなさんも経験ありますよね?
特に「え?こんな簡単も解けないの?やばくね?」なんて言われた日には二度と忘れないでしょうね。
…え?友達がいない?
奇遇ですね!私もそんなタイプです!
そんな方にオススメの方法があります。
まずは自分で問題を作りましょう。
それから単語帳アプリに登録して、それをひたすら解くのです。
インプット重視よりは繰り返しのアウトプットの方が知識の定着率は上がりやすいです。
やってない皆さんはぜひ真似してみてくださいね。
さて、ここからは筋肉量の減少が引き起こす不具合について解説します。
最後までご覧ください!
ペットの筋肉量不足が引き起こす問題
1. 免疫力の低下
概要: 筋肉量不足により免疫システムの調整が不十分になり、感染症や炎症に対する抵抗力が低下します。筋肉が分泌するマイオカインは抗炎症作用を持ち、免疫機能を支えています。
参考文献: Calder PC et al., "Role of Muscle in Immunity," Clinical Nutrition, 2017.
2. 疾患の進行リスクの増加
概要: 筋肉はエネルギーを蓄える役割を持ちます。慢性疾患(例: 慢性腎臓病)の進行時に筋肉が分解されることで、病気の進行が早まる可能性があります。
参考文献: WSAVA Nutritional Assessment Guidelines, 2011.
3. 運動能力の低下
概要: 筋肉量が減少すると運動能力が低下し、ペットが活動的でいられなくなります。特に高齢ペットでは、関節の負担や転倒リスクも増大します。
参考文献: Kealy RD et al., "Muscle Mass and Mobility in Aging Dogs," Journal of Veterinary Internal Medicine, 2013.
4. 基礎代謝の低下
概要: 筋肉量の減少は基礎代謝の低下を引き起こし、エネルギー消費量が減少します。これにより、体力の低下や体重管理の困難さが生じます。
参考文献: WSAVA Nutritional Assessment Guidelines, 2011.
5. 精神的な影響
概要: 筋肉量の不足は身体的疲労を助長し、ペットが散歩や遊びに消極的になることで精神的な意欲の低下につながります。
参考文献: WSAVA Nutritional Assessment Guidelines, 2011.
さて、ここまで真面目に読んでいただいた方にはある疑問が浮かぶと思います。
飼い主
すみません。
予想以上に長くなってしまったので、今回は筋肉量の減少に関する問題提起回とさせていただきます。
ただ、実際に現場に出てみると意外と筋肉絡みで不具合がわかったりする機会が多かったのです。
軽く内容に触れておくと、MCSはBCSの筋肉ver.だと思ってください。
次回はMCSの概要と、測定方法をご紹介します!
それではまた次回!
次回はこちら↓
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最後まで見ていただき
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